2010年7月27日火曜日

【旅行】6月15日、「ディズニー・イースターワンダーランド」へ

 どこに分類しようかと迷いましたが、私にとってディズニーは永遠の夢の国!ということで、夢の国にただ「行った」ということではなく、「旅をした」というニュアンスを込めて、旅行カテゴリに分類してみました。千葉県在住なのでお手軽な旅行なんですけど・・・ね^^*この日は、「ディズニー・イースターワンダーランド」というイベントを見たかったので、ディズニーランドに行きました。雰囲気としてはシーの方が好きだったりします。でも、何といってもイースター!イースターは本当に素敵なイベントです!それを日本で体験できる日が来るなんて・・・夢のようでした。さすがは夢の国♪

 イースターを初めて知ったのは中学生の時。英語部に所属していた私は、外国人の先生からイースターの存在を教わりました。そのときは、「卵を使ったキリスト教のイベント」くらいの認識でした。それから何年か後、大学生になり・・・。ちょうど2年前になります。オーストラリアのシドニーに短期留学をし、そこで「イースター」というイベントの大きさを知りました。イースター当日には日程の関係で滞在していられなかったのですが、1ヶ月近く前からシドニーの街中がパステルカラーの卵形チョコだらけになり・・・。クリスマス時期並の盛り上がり!ホストファミリー曰く、「イースター当日は朝から晩までチョコレートを食べる」とか・・・!嗚呼、それを体験できなかったのは残念でなりません・・・。

 ディズニー流イースターは、不思議の国のアリスを軸に、卵と兎たちが大暴れする感じ。日本人らしいアレンジですが、可愛かったので良し!

 梅雨時期なので天候が不安でしたが、晴天に恵まれました!きっと、一緒に行った友人が晴れ女だったに違いない!真夏かというくらいに暑い日ではあったものの、テンションはMAXです。やっぱりディズニーは晴れの日に行くに限ります♪
シンデレラ城の前にはイースターオリジナルのモニュメントが!最愛のプーさんが居たことに歓喜した私は、そりゃもうコスプレイヤーを前にしたガチオタクのごとくパシャパシャと撮りまくりましたとも。ディズニーにまでデジタル一眼カメラを手放しません。寧ろ、ディズニーだからこそ持って行くのです。
 イースター限定のパレードは2回。これは、確かキャッスルの周りをぐるぐるする感じだったと思います。午前中に偶然遭遇したので、パシャリ。ハートの女王のフロートは本当に可愛かった!ジョニー・デップ主演の映画「アリスインワンダーランド」を6月下旬に観たのですが、そこに出てくる女王も女王のお城も赤黒のハートモチーフで可愛かったです。アリスの世界観は独特で、ちょっぴりグロテスクな感じもあって、そこが素敵なんですよね!
 お昼ご飯は少し外に出て・・・ちょっぴり豪華に。ディズニーランドホテル内のラウンジにて。豪華に、なんて書きましたが、実は結構お手軽なんです。「シャーウッドガーデン・レストラン」という、ホテルの中庭に面したレストランなんですが、ランチ時間には一部がカフェになります!好きなパンやブッフェを選んで、まったりとお食事ができるので、おすすめです。ガールズトークを思い切り楽しんじゃいました。 お昼ご飯を食べた後はお待ちかね、イースターパレード!トゥモローランド脇のパレードルートの一番前を陣取って見ました。キャッスル前でのパフォーマンスが観られなかったのはちょっぴり残念でしたが、パレードルートで動くキャラクターを思い切り楽しめたのは本当に良かったです!上の写真はアリスフロート。帽子屋さんが格好良すぎてもう、どうしようかと・・・★  今回のパレードで面白いのが、兎のキャラクターたちが一カ所に固まっているということ。兎が主役のイベントなので、そりゃそうなんですけど、出演している作品が違う兎たちが固まって踊っているのは何とも言えない違和感というか・・・まるで鍋の中に色々入れてしまったかのような、そんな不思議さを醸し出しています。プーさんに出てくるラビットもこの中にいるのですが、なんだか隔離されてしまっていて可哀想な気も?!それがまた愛嬌があって可愛いのかもしれません。

 最愛のプーさんフロート到着時には叫びましたとも、ええ!みんなウサ耳つけて、兎の真似して、かわいい~!なんでプーさんってこんな可愛いんでしょ。もう愛し続けて21年になります。ウサ耳プーさんのぬいぐるみ、もっと沢山有れば良いのにな・・・いいのがなくて結局買わず仕舞いでした。ああ、それにしてもこのフロートは可愛すぎる!

 ちなみにこれはダンサーのお兄さんお姉さん。格好がほんとーーに可愛かったので、思わず決めポーズのところを撮ってしまいました。ウサ耳可愛い!最近渋谷とかでもウサ耳カチューシャ着用の女の子をよく目にしますね、そういえば・・・。思わずつけたくなってしまうのもわかります、可愛いです。ダンサーさんもきっと、可愛い格好をできて嬉しいだろうな・・・!あれ、何故こんなに上から目線なんでしょう。すみません・・・。 映画も大公開中!なトイ・ストーリーの仲間たち。この時はまだ映画公開前かな?トイ・ストーリー人気はすごいですよね。私はバズが好きです。この写真は何故かウッディがこっちに目線をくれてますね、ばっちりと・・・。しかしウッディもバズもさり気なくウサ耳をしているあたりが何とも・・・バスのはウサ耳というよりアンテナです。ビームとか出そうです。何という!  ミニーちゃんは大トリです。ピンクの衣装が豪華~!フロートは薔薇をイメージした?モニュメントが。最近はミニーが最後に来ることが結構多いですね。ミニーの衣装は毎回毎回シーでもランドでも豪華絢爛かつ可憐なので、大好きです。ミニーの衣装を集めた洋服セットとかでないのかな?まあ、何に使うんだって感じだけどさ!
 ちなみにミッキーが居ないのは・・・仕様です!・・・ではなく、単純に撮り損ねました・・・。だって、どこに出てくるかわからないんだもの!まさか各フロートを移動するとは・・・。恐るべし、ミッキー。来年またやってくれるとしたら、今度こそ逃しませんからね!

 夜ご飯は「クイーンオブハートのバンケットホール」にて、これまたイースター限定の食事をいただきました。結構なボリュームですが、美味しいから良し!下のはチシャ猫しっぽをイメージしたケーキです。可愛くて勿体無い~!といいつつ口に入れてしまうのは・・・仕方ないんですけど♪ディズニーの食事はどれも可愛いだけじゃなくて、ちゃんと美味しいのが素敵ですよね。  いつ行っても新しい夢を与えてくれるのが、ディズニーの素敵なところ。小さい頃から、本当に本当に大好きなところです。秋からはハロウィンパーティ!今年こそ、ホテルに泊まって3日間くらい思いっきり楽しむぞー!と思いつつ・・・^^*

【歴史】6月8日、戦国居酒屋へ

 歴史好きな友人を誘い、かの「戦国居酒屋」へ行ってきました。正式名称は「個室乃世 大河の舞」。2007年にOPENして以来l、歴史ブームの波に乗り、各メディアでも積極的に取り上げられている独特な居酒屋です。少し値段は高めでしたが、雰囲気も良ければ食事も美味しい。メニューの名前も戦国時代にちなんだものばかりで、見ていて楽しくなります。歴史に本格的にハマりだした当初から「行きたい行きたい」と騒ぎつつ、先延ばしにしていました。ようやく念願かなったという感じ、でしょうか。

 扉を開けるといきなりどどどんとお迎えしてくださるのは甲冑の方々。既に雰囲気は抜群です。 店員さんもすっかりなりきっていて、席に案内してくれる間に曲者と遭遇したと思ったら、見事なチャンバラを繰り広げてくれます。「ご堪能あれ~~」とか言ってくれちゃう!「・・・ここで働きたいねw」と友人と囁きあったのは当然のこと!
 上は織田・豊臣・徳川の兜。下はかの有名な「愛」の字、直江兼続の兜です。素敵でした!撮影は自由なので、思わずぱしゃり。社会人になったら、常連さんになりたいです・・格好良い・・・・・・。
 ちなみにメニューはこんな感じ。毛利元就にちなんだ山陰・山陽地方の料理がありました。牡蠣フライが美味しかったです!瀬戸内の方には行ったことがないので、いつか行ってみたいです。

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 次の目標!ということで、今度はコレに行ってみたいです・・・「戦国BASARA3決戦前夜カフェ」!!最近は色々コラボしてくれるので嬉しい限りです!戦国居酒屋さんでも何かやってくれないかな?

2010年7月24日土曜日

【腐語】銀幕ヘタリア&池袋ナンジャタウン

 ご無沙汰しております、arisanetです。「ブログ更新してないよね…」と、いろいろな方々に生温い目で見られるようになってきたので、そろそろ再開してみようと思います。余談ではありますが、小学生のころ、私は日記をつけはじめました。その名も「明日に向かって」!何と壮大なタイトルでしょうか。そして素晴らしい心意気。一日の終わりに、輝かしい明日に向かうために日記を記す…。我ながら大満足だった思い出もあります。が、結果は、3日坊主ならぬ一週間坊主。一週間も続いただけ良いです。最後の方は、ものすごくドデカイ文字で、「疲れちゃったので日記はお休みします!まったね~~!」とか書いてある。もはや誰に向かって「またね」なのかわかったもんじゃないですな。

 結論。私は凝りに凝った日記をつければつけるほど、続かなくなるのです。特にこのブログは、写真やらを沢山載せることにしているので、時間がかかるのです。…これからはもう少し手を抜いていこうかな?継続は力なり。がんばります。

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 話は前に戻ります。私の大好きな漫画「Axis Powers Hetalia」の劇場版と、それに合わせた池袋ナンジャタウンでの企画に行ってまいりました。両者とも、二度行きました。以下、写真を載せておきます。「ヘタリア=腐女子」で語られることが多いので、一応ブログの項目も「腐語」にしましたが(実際そうであることに間違いはない)…ナンジャタウンの企画は、ヘタリアファンじゃなくても腐女子じゃなくても楽しめただろうな、という印象です。皆に見てもらいたい。映画は…まあ、ファンじゃないと楽しみ辛かったのは事実ですね。

【池袋の街全体がヘタリア一色に】

 ファンとしては写真を撮っておきたいところですが、何といってもここは公共の場。「乙女ロード」なんてものが出来て 「オタク女子の集まるところ!」なんて枕詞がついているといっても、やっぱり一般人の方が圧倒的に多い街。そんなところでパシャパシャと写真を撮りまくるのも、ちょっと・・ということでちょっと自重しちゃいました。もっと撮れば良かったかな。今更ながら残念に思ったり。結構、撮っている人はいました。皆女の子。しかも女の子たちは何故か大体、二人組。わたしも二人で行っているので、人のことは言えたもんじゃないんですけどね。

【ナンジャタウンの食べ物】

 上から、ロマーノのトマトグラタン・イタリアのパスタランチ・イギリスのフィッシュ&チップス・日本のライスバーガー・枢軸のアイスクリーム・イギリスとアメリカの倉庫掃除・中国のパンダアイス。本当はもっといろいろあったんですが、2回行っても全部は制覇できず。ヘタリアは国を擬人化した漫画なので、食べ物もそれぞれの国にちなんだものになっていて、すごく豪華なラインナップでした。カナダさんのホットケーキを食べ損ねたのが悔やまれる!全部普通に美味しかっただけに!人生初ナンジャタウンでしたが、割と美味しいんだなあと感心。
 上の写真はナンジャタウン内での企画。「肉じゃが誕生物語」という、日本さんのために肉じゃがを作ってあげるアトラクションです。中は撮影禁止なので外の看板だけ。「まあ子供向けの簡単なやつだよね~~」と甘く見てやってみたら、すごく難しい。ドイツさんのかけ声の元、走らされたりしたときはもうどうなることかと。まったくもう、なんなんですか!と、日本さんになりきって遺憾の意を示したくなるほどに。結果、出来上がったのは…パスタ。なぜかパスタ。あれ、おかしいな…?肉じゃがはどこに。
 アトラクション脇にはこんなプレートも。どうやら真ん中に顔を出して写真を撮る仕様になっているらしいです。恥ずかしい!誰がやるか!と思っていたのですが、親切な方が「お写真お撮りしましょうか」と言ってくださったもので、お言葉に甘えたのは内緒。しかしなぜ日本とイギリスの間に顔を挟む仕様なのか。あれ、イタリアは?あ…下にいたのか…。あれ?プロイセンさん?あ、後ろに…。

【その他企画】

 池袋では映画に合わせて、ヘタリアスタンプラリーなるものも開催されていました。指定された場所に行ってスタンプをもらってくるというもの。その中には、サンシャイン展望台も…。展望台には原画コーナー等もあって充実していました。上の写真はその一部。また、「一緒に写真撮ろうぜ!」的なプレートが…どんだけ記念撮影させたいんですか。その策略にまんまとはまってしまうんですけどね。
 こちらは池袋アニメイトでの企画展示。ドイツさんの執務室が見事に再現されておりました。ものすごく滾ったので椅子に座ってにやにやしてきましたが、ドイツさんごっこはできなかった。だって衆人環視なんですもの!何これ恥ずかしい!!他にも、声優さんのサインやDVDの上映もされていました。とにかく人がすごかった思い出が。

【映画&グッズ】

 個人的にはすごく楽しめました。だってドイツさんがいっぱい!独伊推しなので、イタリアとの絡みが多くて嬉しかったです。多いというか、ドイツ→イタリア的なシーンがたくさん。大画面ってやっぱり良いですね。     池袋でゲットした大量のグッズ…。なんという量。イベントごとに行くといろいろと買ってしまうのは、日本人らしいですね。実にすみません。ナンジャタウンのガシャポンコーナーで独伊缶バッジをばっちりゲットできたのと、スタンプラリーもコンプリートできたことが幸せでなりません。ああ、またやらないかなあ。

2010年6月6日日曜日

【日記】風邪をひきました&おまけのドイツ画像

 ブログ開設してからわずか2日で風邪をひいてダウンしてしまいました。3か月ぶりの風邪。3年ぶりくらいの発熱でした。思えば、今年に入って以来、就職活動に追われてろくに休んでいなかったので…体が限界の悲鳴をあげたのかな、と。それならば休めてよかったな、と。ポジティブに考えることとします。子供のころは風邪をひいて寝込むのが大好きでした。学校も休めるし、友達や先生、家族が心配してくれるから。中学・高校のころは、風邪をひいて寝込んでしまえたらどんなに楽か!と思っていました。何かと責任ある仕事を任されることが多かった私。「風邪」という不可抗力で何もできなくなってしまえば、どんなに楽しいだろうか、と、妄想していました。最近は。風邪というものに対して、そんなに特別な見方をしなくなったように思います。疲れている、体が悲鳴を上げている、だから風邪をひく、それならば休めばいい。そんな感じ。呼吸をするように、自然と。

 そんなわけで死んだように眠り続けました…まだ肺のあたりがゼイゼイするけど大分良くはなってきたかな。


 本来ならば昨日、水戸まで遠征して藩校「弘道館」を訪ねる予定でしたがそんなこんなでダウンしたのでまた今度に持ち越し。卒業論文のテーマが「江戸時代の藩校教育」なもんで、出来うる限りいろいろ行きたいなあと思いつつ…どこまでできるかなあ、と、不安にもなったり。うーんうーん。教授からは割と期待されているだけに、プレッシャーが大きい…。今月末はその研究の一環として、松江に行って参ります。

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【おまけ】
 先月末に開催されていたオクトーバーフェストにて。今年はあまり時間が取れなかったので、一人参加して一人でご飯を買いました。秘儀・お持ち帰り!ヘタリアの影響でドイツ大好きです。今年の夏にドイツに行く予定です。写真はドイツのキャラクターのネズミとドイツ料理。ああ、ドイツと呟くだけで割と幸せになれるこの単純な体と頭!

2010年6月4日金曜日

【日記】母校と先生と親友

 少し時間は前後しますが、6月の2日に、母校へ遊びに行きました。親友の課題制作のお手伝いという名目ではあったものの、私服で教室の中に入って、昔を思い出しながら話をして、お弁当を食べて・・・不思議な気分になりました。懐かしいのに、懐かしくないような。母校を卒業してからもう3年以上になるので、懐かしいというべきなんですけど、何故か、懐かしいとも思えないんです。「ああ、かえってきたなあ」という、安心感に包まれて。

 私立の学校なので、先生の姿もあまり変わっていなくて、勿論、親友もそのままで。だからなのかもしれません。私自身も、見た目は多少変わったかもしれないけど、中身は同じですから。

 お世話になった先生と一緒にご飯を食べて、アフターの交流もしつつ、濃厚な時間を過ごしました。また近いうちにお邪魔します。楽しみだなあ。

2010年6月3日木曜日

【歴史】6月3日、「侍と私」-ポートレイトが語る初期写真-

 今日は良い天気!こんな日に何もしないのは勿体無いということで、少し足を伸ばして恵比寿まで行ってきました。東京都写真美術館の特別展「侍と私」を見るためです。幕末から明治期にかけての日本人の肖像写真を、西欧との関わりを踏まえた上で紹介しているということで、わくわくしながら見に行きました。

 まず驚いたのが恵比寿駅東口からガーデンプレイスまでの空間のお洒落さ!!首都圏に住んではいるものの決して都会人ではない(そもそも県民な時点でもう)私にとっては異次元レベルです。ガーデンプレイスの中にはビアガーデンもいくつか。平日の昼過ぎからビールで乾杯しているおじさまとかお姉さま方は一体何者でしょうか。何てセレブな・・・私もあと30年くらいしたら出来るでしょうか、あんなことが。そのためにはまず稼がなきゃいけませんね。・・・シビアな話。
 東京都美術館はガーデンプレイスの中を突っ切った所にあります。今回の企画展のポスターが出ていたので、ぱしゃり。 このポスターになっている写真は、「第二回遣欧使節 甲冑姿の河津伊豆守立像」だったと思います。ヨーロッパで撮ったものだとか。甲冑姿がヨーロッパ人に気に入られたそうです。河津さん(・・・でよろしいのでしょうか?)も、少し照れくさいのかな?甲冑を「着ている」というよりは、甲冑に「着られている」感じがします。可愛いです。

 実は私はあまり写真が好きではありません。と、書くと、写真ブログを書いている身としてはすごーく矛盾したことを言っているようなんですが・・・。自分で撮るのは好きなんです。日常写真みたいなものは、見るのも撮るのも好きなんです。ただ、「芸術作品」や「歴史的価値のあるもの」等、展示対象としての写真は苦手です。ヌード写真だったり、人間の姿を加工したものだったり、戦争の被害者、災害の被災者を映したものだったり。写真にも色々ありますが、どれも苦手です。写真は、実在のモノ・ヒトを、その枠の中に閉じ込めてしまっているから。写真の中に「在る」モノは、「居る」ヒトは、きっと写真を撮られた後に、動いたりして、変わっていたことでしょう。でも、写真にはその「動き」が無い。一瞬の姿をそのまま捉えて、閉じ込めてしまっている。それが、何だか恐ろしくて仕方ないのです。
 ・・・抽象的過ぎて自分でも良くわからないのですが・・・とにかく私は写真を見るのが苦手です。だから正直、この展示を見に行くまでは、まるでお化け屋敷に行くかのように(笑)ドキドキしていました。ワクワク半分、ドキドキ半分、とでも言いましょうか。

 てなわけでこの企画展。実際のところはどうだったのかと言えば・・・すごく楽しめました。写真に対する苦手意識は変わりませんが、幕末の人々の素顔を垣間見ることができて、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わうことができました。以下、特に興味深かったものをいくつか。

●小島柳蛙像
 大小の刀をぶら下げた凛々しい侍姿の男性。背筋はピシッと伸びていて、眼光も鋭く、「これぞジャパニーズサムライ!」と拍手喝采を送りたくなるような姿です。でもどうやら、この方の本業は侍ではないらしいのです。彼の傍らには、ゴム手袋が無造作に置いてありました。注釈によれば「科学者」とのこと。うーん、科学者でも、こんなに凛々しくて格好良い男性が居たとは・・・あなどれません、江戸時代。

●題不詳(ほおづえをつく侍)
 上記の写真とはまた随分と雰囲気の違う侍の姿が映されています。しゃがみ込み、ほおづえをついて、少し上目使いでどこかを見つつ考え事をしているかのような男性。その構図も面白いんですが、リラックスした侍の姿というのがどことなく珍しくて、ついつい見入ってしまいました。

●題不詳(キセルを持つ青年像)
 明治以降の写真ということで、凛々しい侍とは言い難い・・・戦国時代で言うところの「かぶきもの」のような姿の青年が映っています。キセル片手に、着物はだらしなくはだけさせて、姿勢も悪いです。かつての侍のような威厳はどこへやら。これも、一種の「文明開花」と考えれば、一興といったところでしょうか。

●題不詳(徳川慶喜像)
 出ました、慶喜公!慶喜公の写真は3枚ほどありましたが、着色されていた写真(全身写真だったと思います)が気に入りました。結構、派手な服を着られていたんですね。確か緑と黄色っぽかった気が・・・少し曖昧です。慶喜公らしくていいなあと思いました。彼の写真は晩年のものまでいくつも残っていますが、どれも、どことなく気だるそうなのが印象的ですよね。まあ、活き活きと出来ない時代に生まれたから、仕方ないか・・・。

●題不詳(榎本武揚像)
 来ました!釜さんです!!蝦夷共和国の人たちの誰かいないかなーと思っていただけに、嬉しかったです。展示されていた写真は明治5年頃に撮られたもので、海軍中将を務められていた時だとか。腕章のついた洋式の軍服姿が格好良かったです。裏には榎本さんの直筆のサインがあります♪(実際には、写真を送った相手へのご挨拶が書かれています)最近、資料館に赴くたびに榎本さん関係の展示物を目にしている気が・・・何だか運命的ですね。

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 おまけ。市立函館博物館で購入した「五稜郭・箱館戦争(史料集)」より、共和国メンバーの写真です。この写真が一気に見られる展示会とか無いかなあ、と思いつつ・・・。それでも今日のはかなり満足のいく企画展でした!!ありがとうございました^^*

2010年6月2日水曜日

【歴史】6月1日、蝦夷共和国Tシャツ購入

 私は箱館戦争で戦った旧幕府軍、すなわち蝦夷共和国が大好きです。元々は新選組ファンでした。中でも土方さんが好きでしたので、正直、蝦夷共和国はあんまり好きじゃなかったです。だって、土方さんは亡くなってしまっているのに、明治までのうのうと生きているなんてズルい・・・とそう考えていました。(司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」の影響も大きかったように思います。司馬さんは蝦夷共和国をあんまり良く描いていない気がしました・・・ちょっと記憶が定かではないですが><)・・・ですが、秋山香乃さんの「歳三往きてまた」を読んで以来、すっかり考えが変わって、蝦夷共和国の大ファンに。最後まで戦ったラストサムライたちの姿が本当に格好良くて、大好きです。
 そんな私がネットサーフィンをしていたところ見つけたのが、蝦夷共和国Tシャツ!歴史グッズ専門店「歴史城」さんのページで発見しました、「クワガタデザイン」さんの「幕末グラフィックス」Tシャツです。これは買うしか無い!というわけで、即座に購入。2日後に届きましたので、ほくほくしながら開封しました。

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 袋の中にはこんな紙が!!おおおおお、蝦夷共和国メンバーのドット絵・・・!経歴の説明もあって、知識の再整理にも便利です。「the LAST SAMURAI」の文字も格好良い!可愛い上に格好良くて、しかも勉強になるとは・・・あなどれません。早速机に飾らせてもらいました。  Tシャツそのいちは、「蝦夷共和国ラストサムライ」Tシャツ。表面には史上最強の軍艦「開陽丸」がデザインされており、裏面には蝦夷共和国主要メンバーの顔が並んでいます。ドット絵が本当に細かくて、特徴を上手く掴んであるのがツボでした。大鳥さんの髭が「らしく」ていい感じ。永井さんとか、「あー、こんなかんじ!」と思わずうなずいてしまいたくなるくらいの再現度です。色はチャコールグレー。これなら外でも普通に着られそうです!


 こちらは「五稜郭メモリアルTシャツ」!表面は開陽丸、裏面は五稜郭をイメージしたロゴと、その周りに共和国メンバーの名前です。一見シンプルですが、ロゴがすごく凝っています!ホームページによれば、開陽丸に生み、さらにはタワーと函館山をも描いたとか・・・よくよく見てみると、確かに!うーん、このさりげなさが格好良すぎます。名前も、まるで寄せ書きのようで、見ていてドキドキしちゃいます。陸軍奉行と奉行並の組み合わせが好きな私にとっては、五稜郭のロゴを挟んで大鳥さんと土方さんが並んでいるというのだけで・・・もう、完全に、ノックアウト。家宝にします!

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 歴史城さん、クワガタデザインさん、ありがとうございました!